2015/12/16

第4回対称性・群論トレーニングコース

結晶学は構造科学研究の柱であるにもかかわらず、研究分野の細分化や解析ツールの進化に伴いブラックボックス化しているところがあります。本トレーニングコースでは、「空間群や対称性と結晶構造の関係がピンとこない」、「構造解析の後にもう一歩議論を深めたい」と日頃お感じの方々に、結晶学と直結する対称性や群論の知識を学んでいただくことを目的とし、結晶学で重要な根本原理と幾何学との関係を軸に、講義と演習を繰り返しながら進行します。
本コースは昨年より開催されており、毎回ご好評をいただいております。第4回となる今回は、KEK(つくばキャンパス)にて開催します。

主催日本結晶学会、高エネルギー加速研究機構 物質構造科学研究所
共催総合研究大学院 高エネルギー加速器科学研究科 物質構造科学専攻
開催日2016年3月7日(月)〜3月11日(金)
開催場所高エネルギー加速器研究機構4号館1Fセミナーホール
〒305-0801 茨城県つくば市大穂1-1
講師ネスポロ・マッシモ(フランス・ロレーヌ大学結晶学教室教授、
             国際結晶学連合数理結晶学委員会前委員長)
講義は日本語で行う。
参加人数約35名
会費無料
ホームページhttp://pfwww.kek.jp/trainingcourse/4th/
プログラム内容線形代数学 / 抽象代数学 / ステレオ投影 / 点群、部分群 / 剰余類・共役部分群・正規部分群 / らせん軸と並進鏡面 / 計量テンソル / 対称操作の行列表現 / 軸変換による空間群記号の変更 / 正規化群、対称性と対掌性 / 消滅則の幾何学的解釈 / ワイコフ位置と結晶軌道 / 群と部分群

講義+演習をテーマごとにセットとして繰り返す、合宿形式の集中講座。演習中は講師が各受講者を回り随時質問に答える。学習内容は趣向者の理解度を確認しながら進める予定。
提案代表者奥部真樹(東工大)、五十嵐教之(KEK物構研)、神山崇(KEK物構研)

【アドバンストコースの開催予告】
2016年度には、これまでに開催されたトレーニングコースの続編となるアドバンストコースの開催を予定しています。こちらは第1回〜第4回(今回募集)のコース修了者が対象となりますので、アドバンストコースへの参加をご希望の方は是非今回の本コースにご参加ください。アドバンストコースのプログラム等の詳細は、第4回対称性・群論トレーニングコースのホームページをご覧ください。


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