「きぼう」利用高品質タンパク質結晶生成実験 第2期実験シリーズ
第1回実験 搭載タンパク質の募集
宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟(JEM)を利用した高品質タンパク質結晶生成実験を、平成21年度より平成25年度前半までの4年間で計6回実施して参りましたが、平成25年度後半より、第2期実験シリーズとして、およそ半年に1回のペースで計6回の追加実験を計画しております。 今回、平成26年3月から開始予定の第1回実験に搭載を希望するタンパク質の募集を行うことといたしましたので、ご案内させていただきます。 |
■募集の名称: 「きぼう」利用高品質タンパク質結晶生成実験 第2期実験シリーズ 第1回実験 搭載タンパク質の募集 ■募集対象: (詳細は募集要項をご参照下さい) 以下の目的別に利用者を募集します。 第1回実験では、主に公的研究機関等の研究者を対象としたコースと、民間企業、もしくは民間企業と連携のある提案者を対象として新たに創設したコースを用意しております。 概要は以下のとおりです。 ●日本国内の大学・公的研究機関に所属している方 主として以下の試料を対象とします。 |
(1) | 科学技術の発展や中長期的に産業への応用に貢献するタンパク質 これまでJAXAが蓄積してきた宇宙実験に関連する各種技術を適用し、科学技術への貢献や中長期的 に産業への応用が期待できるタンパク質を対象とします。 |
(2) | 先端的な技術開発に貢献するタンパク質 宇宙実験での結晶生成技術の開発を目的とし、以下の技術領域に関連するタンパク質を対象とします。 ・ 膜タンパク質の結晶生成技術 ・ 超高分解能タンパク質結晶生成技術 ・ 中性子解析を見据えた大型結晶生成技術 |
●日本国内の民間企業、もしくは企業と連携のある大学・公的研究機関に所属している方
以下の2つの条件を満たす試料を対象とします。
(1) | 産業応用への出口戦略が明確で3〜5年以内に成果創出が見込めること |
(2) | 提案試料が以下のいずれかにあてはまること ・「水溶性タンパク質」(細胞内タンパク質、細胞外タンパク質、ウイルス・細菌由来タンパク質) ・「一回膜貫通型タンパク質(受容体型チロシンキナーゼ等)」 ・「産業用酵素」 |
なお本コースには、成果の取り扱いに応じて以下の3つのカテゴリを予定しておりますが、 今回の募集は「トライアルユース」のみとなります。 A:トライアルユース(無償) 宇宙実験の民間企業の利用促進を目的に、1企業あたり1回まで、宇宙実験を無償で提供するものです。 B:成果占有型(成功後有償):検討中 提案者が成果を占有する制度です。 提案者はJAXAと受託契約を締結し、予め定めた目標に対する達成状況に応じた経費を負担頂きます。 C:成果共有型(無償):検討中 JAXAと提案者で成果を共有する制度です。 得られた成果は公開されますが、宇宙実験は無償で行うことができます。提案者(利用機関)はJAXAと共同研究契約を締結します。宇宙実験後、一定期間内であれば、成果占有型(有償)への変更が可能です。 ■募集締切: 平成25年10月2日 (水) 17時まで ■募集要項: 下記、JAXAホームページからダウンロードください(ホームページの公開は9月9日を予定しています)。 http://iss.jaxa.jp/kiboexp/participation/application/protein_crystal07.html ■問い合せ先(電子メールによる): e-mail: Z-crystal(@)jaxa.jp (独)宇宙航空研究開発機構 宇宙環境利用センター 高品質タンパク質結晶生成実験 募集担当 宛 |
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