2011/11/08

公開シンポジウム「先端的異分野融合を核とした構造生命科学の飛躍に向けて」
の開催について

主 催:日本学術会議 基礎生物学委員会 生物物理学分科会

共 催:日本医用マススペクトル学会*、日本応用物理学会、*日本化学会*、日本核磁気共鳴学会*、
日本寄生虫学会、日本結晶学会、日本ケミカルバイオロジー学会、日本細胞生物学会、
日本質量分析学会*、日本植物学会*、日本植物生理学会、日本神経化学会、
日本神経科学学会、日本数理生物学会*、日本生化学会*、日本生物工学会、
日本生物物理学会、日本製薬工業協会、日本蛋白質科学会、日本糖質学会、
日本農芸化学会、日本バイオイメージング学会、日本バイオインフォマティクス学会、日本発生生物学会*、
日本物理学会、日本プロテオーム学会*、日本分光学会*、日本分子生物学会*、
日本分析化学会*、日本ペプチド学会、日本放射光学会*、日本薬学会*、
(* これから共催をお願いする学会)

後 援:高エネルギー加速器研究機構、大阪大学蛋白質研究所

日 時:平成24年1月9日(月) 、10:00〜16:00

場 所:学術会議大講堂

分科会:生物物理分科会

開催趣旨:
複雑な生命体のしくみを、有機分子である個々の素子(蛋白質、核酸、脂質など)の構造を原子座標の形で解明する
ことで,ボトムアップ的に明らかにする構造生物学は、我が国のプロジェクト等で整備された各種最先端研究基盤や
ケミカルバイオロジーとの融合を背景に、近年大きな進展を見せている。特に様々な疾患、食品の安全性、環境向上
等にかかわる蛋白質の立体構造情報は、医薬開発や産業応用に直結することが期待される。一方で、ライフサイエンス
発展の根本的な原動力となるには、細胞内外でのダイナミックな相互作用や高次構造の変化によって引き起こされる
生命現象を、分子の複合体及び生体高分子の修飾ならびに動態解析を通して余すところ無く明らかにするという、
さらに高いレベルの研究が求められる。それと同時に、個々の分子の情報の集積から、生命反応を構造から予測する
ための普遍的原理の導出への飛躍も視野に入れる必要が有る。構造生物学と先端的ライフサイエンス領域との融合から
生まれる新しい「構造生命科学」は、"原子レベルで生命を見る、知る、そして使う"というところまで進展し、
ライフサイエンスの革新に繋がるものでなければならない。本シンポジウムは、国民の利益につながるライフサイエンス上
の発明発見をこれまで以上に創出していくために必要な、次世代構造生物学の役割とその方策についての議論の場
として位置付けている。

シンポジウム次第

○主催者側挨拶  曽我部正博(名古屋大学教授、日本学術会議連携会員)

○趣旨と進行の説明
座長:若槻壮市(高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所副所長)

○第一セッション:ライフサイエンスコミュニティからの構造生命科学への期待
座長:濡木理(東京大学教授)
話題提供
鍋島陽一(先端医療センター長、日本学術会議連携会員)
坂口志文(大阪大学教授)
門脇 孝(東京大学教授、日本学術会議連携会員)
田中啓二(東京都医学総合研究所長、日本学術会議正会員)
岡田清孝(基礎生物学研究所長)

○第二セッション:期待に応える構造生命科学
座長:高木淳一(大阪大学教授)
話題提供
岩田 想(京都大学教授)
嶋田一夫(東京大学教授、日本学術会議連携会員)
田中耕一(島津製作所フェロー、日本学術会議連携会員)
菅 裕明(東京大学教授)

○第三セッション:パネルディスカッション「ライフサイエンス研究推進のための構造生命科学のミッション」
モデレーター:萩原正敏(京都大学教授、日本学術会議連携会員)
パネリスト:
貝淵弘三(名古屋大学教授)
郷 通子(情報・システム研究機構理事、日本学術会議連携会員)
竹中登一(アステラス製薬最高科学アドバイザー)
月原冨武(兵庫県立大学特任教授)
森 和俊(京都大学教授)
倉持隆雄(文部科学省研究振興局長)(予定)

○まとめ・閉会の挨拶
鍋島陽一(先端医療センター長、日本学術会議連携会員)

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