ブックタイトル日本結晶学会誌Vol59No6

概要

日本結晶学会誌Vol59No6

編集委員長森副委員長日本結晶学会編集委員会茂生植草秀裕後藤義人宮原郁子幹事東正樹五十嵐教之大胡惠樹尾関智二杉山和正田中信忠中尾朗子中塚晃彦委員浅香透阿部洋大原高志奥部真樹小澤芳樹尾瀬農之角田佳充栗林貴弘後藤勝小松一生杉本邦久関根あき子千田美紀根本隆橋本博馬場清喜水牧仁一朗門馬綱一山田幾也和田啓編集室鈴木衛若林千賀子編集後記2017年は日本結晶学会誌にとって変化の年でした．2号・3号が合併号として刊行され，4号からは「最近の研究動向」という新しいカテゴリの記事が登場しました．そして，本6号には「中性子回折で拓く鉱物結晶学」と題するミニ特集が掲載されています．会誌掲載の評議会議事概要や広島年会での総会報告と重複する部分もありますが，ここで改めて学会誌改革の概要を説明します．主な変更点は（1）これまで年間6冊発行していたものを年間4冊の発行に改める（2017年は移行期間として年間5冊の発行となりました），（2）そのうち1号は従来どおり特集号とし，その他の各号に「ミニ特集」を掲載する，（3）従来の「最近の研究から」のカテゴリを廃し，「最近の研究動向」という記事分類を設ける，の3点です．冊数削減を内容充実につなげるため，従来から続く特集号以外のすべての号で「ミニ特集」を企画することにしました．結晶学会を構成する物理・鉱物・化学・生物の各分野が回り持ちで担当する計画です．本号に掲載されている「中性子回折で拓く鉱物結晶学」がその第1弾になります．従来型の特集よりは小規模であることを活かして，機動的に企画を進めていく予定です．各分野回り持ちとすることにより，すべての会員にとって年に1回程度は自分の専門に近い分野でミニ特集が企画されることになります．これまで「最近の研究から」の欄では，複写される方へ本誌に掲載された著作物を複写したい方は，社団法人日本複写権センターと包括複写許諾契約を締結されている企業の従業員以外は，図書館も著作権者から複写権等の行使の委託を受けている次の団体から許諾を受けて下さい．著作物の転載・翻訳のような複写以外の許諾は，直接本会へご連絡下さい．〒107-0052東京都港区赤坂9-6-41乃木坂ビル学術著作権協会TEL: 03-3475-5618 FAX: 03-3475-5619 E-mail: info@jaacc.jpアメリカ合衆国における複写については，次に連絡して下さい．Copyright Clearance Center, Inc.222 Rosewood Drive, Danvers, MA 01923 USAPhone: (978)750-8400 FAX: (978)750-4744日本結晶学会誌Vol.59, No.6平成29年12月31日発行制作・印刷日本印刷株式会社注目される研究成果を挙げられた方々にその内容を紹介していただいてきました．最先端の内容を日本語でわかりやすく紹介していただく有意義な企画でしたが，最先端であるがゆえに初学者や異なる分野の読者にとっては難解な内容となりがちで，その分野の全体像を知ることは困難でした．そこで，新たに設けた「最近の研究動向」欄では，各研究分野における動向を，その道に造詣の深い方から紹介していただくスタイルとしました．手軽に読むことができるように，2ページのコンパクトな体裁を基本としています．もちろん著者自身の研究の紹介が含まれる場合もありますが，関連研究を含めたより広い観点からの紹介になることを期待しています．こちらは，各分野から毎号一本の記事を掲載していく予定です．なお，好評を得ている連載企画は引き続き充実させる方針です．以上のように，注目論文が出てきたらその著者に「最近の研究から」の執筆を依頼する，という受動的な編集から，編集委員会で設定したテーマに沿って記事を依頼するという能動的な編集へと編集方針の舵を切りました．この方針のもとで魅力的な会誌を発行していくためには，会員の興味を惹く適切なテーマ設定が不可欠です．会員の皆様方からも，アイデアをお寄せ下さるよう，お願い致します．（編集委員会）昭和41年12月22日第4種郵便物認可編集人森茂生（大阪府立大学大学院工学研究科）発行人一般社団法人日本結晶学会〒162-0801東京都新宿区山吹町358-5アカデミーセンターTEL.（03）5389-6372 FAX.（03）3368-2822（編集室）〒170-0013東京都豊島区東池袋4-41-24東池袋センタービル2FTEL.（03）5911-8671 FAX.（03）3971-1214332