ブックタイトル日本結晶学会誌Vol56No6

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日本結晶学会誌Vol56No6

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日本結晶学会誌Vol56No6

世界結晶年(IYCr2014)日本の取り組み講演会場の様子(中谷オルセン咲子先生の講演時)発する人工結晶の発明でノーベル物理学賞を受賞した直後とあって参加者らの関心も高く,講師の先生からいただいた「半導体」「永久磁石」「人工光合成」「新薬」の開発に繋がる科学技術の進歩と未来への提言は,研究者にとっても大きな刺激となった.3.企画運営当日の運営に奔走していたこともあり,すべてのご講演を隅から隅まで拝聴できたわけではないが,最後に元国際結晶学連合会長の大橋裕二先生が閉会のご挨拶の中で述べられたとおり,次の100年の科学技術の発展に期待し,日本や世界の人々の将来の暮らしに明るい希望を抱かせる良い記念本講演会になったと確信している.大変にお忙しい中,日程を調整していただいてお越しいただいた講師の先生方には改めて深く感謝申し上げたい.また,本講演会途中は1時間遅れで進行するなど大変に心配する場面もあったが,第2部と第3部の司会を務めていただいた理化学研究所理事の川合眞紀先生,東京理科大学教授の黒田玲子先生らの機転で大幅に修正していただいた.大変失礼ながら時間の短縮に応じて下さった講師の先生方にもこの場をお借りしてお詫び申しあげたい.なお,本記念講演会を開催するにあたり,文部科学省,ユネスコ国内委員会,東京大学から協賛をいただいた.また, IYCr2014の趣旨の1つである次世代の科学技術を担う「若手の育成」のため,本学会をはじめ37を数える賛同学協会の窓口を通じて若手会員や,全国200を超えるスーパーサイエンス高校(SSH)にもポスターやリーフレットを送付して広報をお願いした.特にパンフレット「結晶」は全部で2万部を印刷して広報に務めたが,これら広報に必要な費用は,理化学研究所,㈱リガク,日本電子,浜松ホトニクス,高エネルギー加速器研究機構から多額の寄付を頂戴した.一方,読売新聞,朝日新聞,毎日新聞,日本経済新聞,日刊工業新聞,公明新聞の各新聞社からは,IYCr2014の趣旨に賛同し,積極的に広報にご協力をいただくとともに,本記念講演会の運営に必要な資金の一部は日本製薬工業連合会を通じ製薬企業77社からも寄付も頂戴した.関係各位にはこの場をお借りして心より感謝申し上げる.4.おわりに今回,世界結晶年日本委員会の下に発足した実行委員会の庶務幹事として, 1年間を通じてIYCr2014の種々の活動に参加させていただいた. 100年に1回の記念すべきタイミングに実行委員会のメンバーとして,委員長の高田昌樹先生をはじめ,たくさんの先生方と思いや時間を共有できたことに改めて感謝申し上げるとともに,本記念講演会の開催にあたりいつも温かい声援を送って励ましていただいた関係各位に改めて深く御礼を申し上げたい.最後に,研究室の秘書の竹市未帆さんには, IYCr2014の事務局として,この夏以降のほとんどの休日を返上して対応していただいた. IYCr2014の委員会が発足した準備の段階からずっと陰で支えていただいたことに改めて深く感謝の意を表したい.日本結晶学会誌第56巻第6号(2014)379